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Dancing for the Dreams

maki0602.exblog.jp
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2015年 10月 27日

漕艇クラブ


ひょんなご縁から
漕艇クラブでジャイロキネシスを教えることに
目的は、当然のことながら選手のパフォーマンス向上と怪我の予防
でも、ボート競技なんぞ見たこともないからさあ大変
ネットで動画を見たり、特に陸上でのトレーニングを調べたり
ボートって足でも漕いでるなんて、知らなかった!


オリンピック勝者であるという、ヘッドコーチのアントニオ
超イタリア人で、そのオーラにちょっと圧倒されながら事前のミーティング
私だってバレエ30年以上もやってるじゃないかと
自分を励ましながら臨む
ボート選手に必要な股関節の可動域やハムストリングスの柔軟性
腰痛、肋骨の疲労骨折など、起こりやすい怪我についての説明
動きがシンプルだからか、他のスポーツや踊りに比べて
予想したよりもトラブルの種類が少ないなという印象
とにかくビシバシやってくれと言われて、ちょっと可笑しかった


実は全員が同じ目的を明確に持ったスポーツ関係の集団に
ジャイロキネシスを教えるのは初めてのこと
個人レッスンであり、強い感覚のあるジャイロトニックならともかく
集団でやるジャイロキネシスでどう目的に寄り添うか
改めて動きの意味を考えたり
回数や呼吸、速度など、考えては試し、また考える
同時に、英語での表現の幅の狭さや、解剖学的な知識の未熟さなど
もっとこうしたいやら、ああしたいやら
自分の課題も山盛りで、毎回反省


それでも回を重ねるうちに
選手たちが自身の身体と向き合う姿勢に、少しづつ変化があるような
大きな動きでも、激しい動きでもない
ジムでのトレーニングとはまた違う身体への新しいアプローチに
興味を持ってくれた感じ
最終的に彼らの成績に反映させるまでには
まだまだ時間がかかるだろうけど
でもまず、この新しい身体へのアプローチを習慣化できたら
と願いながら


ジャイロキネシス、ジャイロトニックのキーは「伝達」
それは、神経、筋肉、血流など、身体のすべての繋がりを意識することで
その道筋を整え、活発化させ、そして更に深めていく作業
筋肉だけを鍛えて強化しても、繋がりが疎かな身体は
残念ながら最高のパフォーマンスを発揮することは出来ない訳で
なぜなら「伝達」が機能して初めて、身体が動くから
まずは、自分の身体と向き合うこと
隅々まで意識と意志のある身体は、より多くを吸収し、実現出来る
結果、どんな分野でのパフォーマンスも向上に繋がっていく


身体は毎日違うもの
どんな日でも、自身で判断し、動かせる体を目指すこと
それこそが自由になることであり、即ち自由に動けるということ
ジャイロキネシスは、ジャイロトニックを媒体に
クライアントさんと共に
私も隅々まで意識と意志のある身体を目指す
あー、もっともっと勉強しなきゃな


選手たちは早朝に練習するから
クラスは朝8時半からの開催
早起きの週末は、とっても有意義だったりする




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by makinakagawa | 2015-10-27 14:02 | ジャイロトニック


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