2011年 03月 10日
金曜の初日まで 連日舞台稽古 マノン ガラ公演などで見たことはあったものの 全幕は初めて 18世紀フランスー 華麗にして退廃した、欲望をかきたてる誘惑に満ちた社会の中で 良心と道徳心の欠如のうちに自らの魅力だけを頼りに生き 結果、運命に翻弄されてゆく女性の物語 そして、今晩のスペシャルゲスト Lady MacMillan マノンの振付家、Sir Kenneth MacMillan (ケネス・マクミラン)夫人 リハーサル開始直前の挨拶では 作品を楽しんで欲しい、と そう結ばれたー 踊ったのは、Mistress役 少ないリハーサルで臨んだ舞台稽古 当然期待出来るはずもなく 改めて実感した沢山の課題に不安は尽きないけれど 本番さながらの稽古を終えて痛感したのは 最初から最後までどう役者であり続けるか、ということ 白鳥の湖や、眠れる森の美女とは違う 難しいステップに気を取られることなく、始終役柄に徹すること 人間、であること 舞台にいる全員が役者でいなければ この作品は死んでしまうのだと 既にアシスタントの方から言われていたのだけど 今ようやく、大きな実感を伴って理解したという感じ 知れば知るほど興味深い、そんな作品 人間のドラマ マクミラン夫人の言葉に凝縮された憶いを感じつつ 偉大な振付家に改めて敬意を表す さあ、山積みの課題を前に どう取り組んでいこうかー Sir MacMillan
by makinakagawa
| 2011-03-10 01:25
| 鍛
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真樹
☆ フィンランド国立バレエ団 (プリンシパルダンサー) ☆ INTRODANS ☆ オランダ王立 コンセルヴァットワール 卒業 ☆ 水戸バレエ研究所 教師 ☆ 引地佑介と共に 「引地バレエスタジオ」主宰 ◇ GYROTONIC® 認定トレーナー ◇ GYROKINESIS® 認定トレーナー カテゴリ
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